【初心者向け】保護猫を飼うための準備について解説

今回のテーマは【初心者向けの保護猫を飼う準備】について。

最近はテレビなどの影響もあって、保護猫を迎えたい！という方が増えてきていますね。ただ、そこで悩んでしまうのが「何を揃えたらいいの？」ということ。

テレビで見ている分にはケージや、トイレ、餌、猫砂は見えているので分かりますが、その他に何が必要？と質問者さんと同じように悩んでしまう方は多いと思います。

そこで、最低限揃えておきたい猫用品や、必要なものについてまとめてみました！

ぜひ参考にしてください！

保護猫とは？一般的な猫とはどう違うの？

保護猫とは、さまざまな理由で飼い主がいなくなり、動物保護団体や保健所などで保護されている猫たちのことを指します。

このように理由はさまざまです。こうした猫たちは保護団体やボランティアの手で保護され、新しい家族が見つかるまで守られながら、育っていきます。

つまり、保護猫を迎えるということは、命を救うことにもつながるのです。

詳しくは保護猫とは？迎える前に知っておきたい基礎知識で解説していますので、ぜひご覧ください。

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保護猫を飼うための必須アイテム・グッズ

トイレと猫砂

トイレ

今、猫のトイレも様々なタイプが出てきていていますね。主な特徴を比較するとこんな違いがあります。

内容	オープンタイプ	ドームタイプ	システムトイレ	筒タイプ
特徴	価格が安いが、 砂が飛び散りやすい	屋根があるので、 臭いがこもりにくい	二層構造で掃除の頻度が少なくて良い	上から入るタイプで猫砂が飛び散らない
価格
掃除のしやすさ
臭い対策
猫砂の飛び散り
設置スペース
猫的な使いやすさ

猫は本能で砂がある場所をトイレだと思うので、迎え入れる時にトイレがちゃんとセットしてあると、そのまますんなり用を足せるようになります。下手に座布団とか、毛布とかでやらせちゃうとクセがついちゃうので注意してください。

あと、子猫の頃にシートでトイレを覚えてからデオトイレなどに切り替えるときに苦労することもあるので、最初から通常のトイレで覚えられるように工夫してみましょう。

猫田助でよく使っているのはデオトイレのシステムトイレです。安くて使いやすいし、小さいので子猫や、老猫でも簡単に乗り越えられるのが良いですね。

アプリなどで体調管理もできる高機能トイレもあります。こちらは病気持ちの子だったら良いんじゃないでしょうか。

上から入るトイレはデザインを重視していたり、ケージを使わないで飼う場合にオススメです。

猫砂

猫砂には紙や、木、鉱物、シリカゲルなどいろんなタイプがあります。

内容	鉱物	紙	木製	おから	シリカゲル
特徴	しっかり固まる	軽くて処分が簡単	自然派、土に還る	子どもにも安全	消臭力最強
価格
消臭力
固まりやすさ
粉塵の出にくさ
処分のしやすさ
安全性

猫田助では、安くて、量も多くて、土に還るという特徴を持った木質ペレットを使っています。

猫砂は固まり方が違い、ゴミの出し方が変わるので、市のゴミ出しの仕方をよく調べてみてください。

ちなみに鉱物系とシリカゲルは、猫・人間に悪影響がある可能性が示唆されているので注意してください。

キャットフード

普段の食事にはいつものごちそうや、ピュリナワンをオススメ

餌は「1歳までの子猫用」「去勢避妊手術後の猫用」など、体調に合わせて様々な種類があります。

このメーカーは食べるけど、別のメーカーは食べないとかもあったり…結構グルメな子がいたりして、これも猫によるところもあります。

特に何も気にしないなら、いつものごちそうが一番コスパが良いかなと思います。

猫田助ではピュリナワンをよく使っています。選んでいる理由は『手頃な価格で栄養バランスが良い総合栄養食品』だからですね。

消化器官が弱ってきた猫ちゃんはグレインフリーという記載がある餌を使ってあげてください。

ちゃおちゅーるはどう使う？

病気などで固形のフードが食べられないときは総合栄養食のちゃおちゅーるがオススメです。匂いも強いので、普通、食いつかない子はほぼいません。

注意点としては、ちゃおちゅーるは毎日食べるものではなくて、仲良くなるためとか、ご褒美に使ったり、食欲がない時に使いましょう。

食べ物の種類	特徴
総合栄養食	猫に必要な栄養素がすべてバランスよく含まれているもの。主食。
一般食（副食）	ウェットフードに多い。おかず。
おやつ（間食）	しつけやストレス発散などに。とりすぎに注意。

ちゃおちゅーるでも食べない時は緊張・警戒しているので、餌を置いてそっとしておくと良いかなと思います。

水飲み器

器は必要ですが、水飲み器というちゃんとしたものでなくても良いです。ぶっちゃけ器になればなんでも良いです。

ケージを使うのであれば、ケージ内に設置できるタイプが便利で使いやすいですね。さらに、中のお皿部分を取り替えできるタイプであれば、洗いやすいし、取り出しやすいのでそっちがオススメです。

自動給水器も良いんですが、水の減り方で猫の健康状態をチェックする必要もあるので、できれば自分の手で毎日変えると良いかと思います。

猫田助では、飼い猫にピュアクリスタルを使っています。4匹いるので犬用の大容量タイプにしていますね。

爪とぎ

爪とぎは、猫ちゃんは絶対爪を研ぐので必須です。爪研ぎがない場合は、思わず壁とか柱で研いでしまうので用意しておいたほうが安心ですね。

ただ、用意したからと言って必ずしもそこで爪を研ぐかと言われればそんなこともなかったりするんで、注意してください。

マタタビを撒いたりすると、しっかり使ってくれる確率が高まります。たまにマタタビにも無反応っていう子もいるんですが、ないよりは反応しやすくなりますね。

キャリーバック

キャリーバックは病院などのお出かけに必要になるため、必ず一家に一つは用意しておきましょう。横だけでなく、上からも猫ちゃんを入れられるタイプだと、嫌がる猫ちゃんに対していろんなアプローチができます。

猫田助では寄付をいただくので、いろんなタイプのキャリーバックを使っていますが、一番使いやすいのはこれですね。

ケージ

一頭だったら問題ないんですが、多頭飼いになると先住猫との折り合いとか、怖がりな猫の場合、隠れ家や、避難場所としてケージがないといけないですね。

一頭だけど安全のためや、寝床にするためにケージを使っているという家庭もあります。

猫田助では寄付でたくさんのケージが集まるのですが、アイリスオーヤマのケージが一番シンプルで使いやすいと感じますね。

キャットケージは2段と3段のレビューがありますので、気になったら読んでみてください。

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保護猫を飼う時にあったら便利な猫用品・猫グッズ

あります。あったら便利なグッズも紹介していきますね。

首輪

首輪は必須ではありません。

ただ、子猫や、室内で隠れてしまう子には鈴付きだと居場所がわかりやすくなりますね。

あとはCatlogという猫の行動を記録して、健康管理までバッチリできる高性能な首輪もあります。こちらは行動記録をしっかり付けていきたい方に向いています。

迷子になった時に不安って方はGPS機能がついた首輪をしておくと良いですね。

網戸ロック&網戸対策

網戸から脱走してしまった！という相談がよく来ますね。例えば黒猫は結構頭が良くて、手先が器用なので、体重乗せて降ろすって感じで下に下げるタイプの扉とかは開けちゃう子もいます。

あとは網戸に爪を引っかけて開けたり、扉のロックを開けてしまう猫もいます。

だからこそ、網戸ロックは便利です。猫は扉を開けるものだと思って、外に出ないように気をつけましょう。

普通の網戸だとビリビリ破いちゃう子もいるので、ちょっと高いですが、猫マール32に張り替えておくと破れないので安心です。

猫脱走防止用のペットフェンスはもちろんあったら便利ですけど、初心者が無理して購入するものではないかなと思います。まずは戸締まりを徹底しましょう。

フロアマット

フロアマットは役立ちますよ。フローリングか畳かにもよりますが、フローリングだったとしても、その上にお掃除しやすいものを敷いておくと後々楽です。

また、フロアマットを敷いておくと、この上で爪とぎとかもするので、爪とぎ対策になるかもしれませんね。

オススメは防水機能があるジョイントマット。増設できるし、猫はおしっことか、水をこぼしたりとか水汚れが発生しやすいので、汚れを防止する上に拭き取りやすいのが良いですね。

爪とぎ防止シート

爪とぎ保護シートは家をキレイな状態にしておきたいなら爪とぎ防止シートを貼っておくと良いですね。これである程度防止できます。

ただ、猫と住んでいる限り、爪とぎはどこかでしようとします。貼ってないところを見つけてガリガリと…。そういう粗相は大目に見る心持ちが必要かもしれませんね。

キャットタワーなどのおもちゃ

さっきまでは「あったら良いな」なんですが、これは余裕があったら欲しいっていうのはキャットタワーや、おもちゃですね。

ストレス発散するものがあると、猫ちゃんたちも退屈せず、飼い主との信頼関係も育まれ、運動不足解消にも役立ちます。

おもちゃもピンキリですが、電動など一人でも遊べるタイプだと手間もかかりません。ただし、少し高いのが難点です。

一緒に遊びたいならレーザーポインターは良いですね。かなり遊んでくれますよ。

最近のキャットタワーだと爪とぎとか、ハンモックとか色々遊べるところがついています。基本的に猫はジャンプする動物なので、高さは高ければ高いほど良いです。

保護猫が来たらまずやっておくこと（初心者向け）

部屋を片付けておきましょう。猫はキレイな環境を好みます。

他にも、ビニール袋や、裁縫道具、キッチンまわりはおもちゃになって大変危険なので、いじれないように箱の中にしまうとか工夫しておいてください。人間の赤ちゃんと対策は同じかなと思います。

詳しくは猫の飼育環境についてをお読みください。

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初心者が失敗しがちな保護猫との接し方

そうですね。迎えたばかりの時は気分が高揚して、ついついちょっかい出しちゃったりしがちです。しかし、最初は警戒している時、ちょっかいを出さないほうが良いです。

ゆっくり時間をかければ自然と仲良くなっていきます。それよりは毎日顔を合わせて、ご飯とトイレをもくもくとこなす。それだけでも「ここに居ても良いんだな」って思ってくれるので、基本的には仲良くなっていけますよ。

この辺りは臆病な猫の飼い方。猫と仲良くなる5つのコツにまとめているので、ぜひお読みください。

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保護猫を飼う際の注意点や心構え（初心者向け）

猫は最近では20年以上生きることを知っておく

環境が良くなっているのもあって、寿命がだいぶ伸びていて、昔は15・16歳だと「高齢だね」みたいな感じでしたが、今は20年以上生きる子も多いんです。

それくらい猫と一緒に過ごすという覚悟を持つことですね。

私の個人的な知り合いで24歳で天寿を全うしたおばあちゃん猫がいました。人生のパートナーというより、本当に家族の一員になるので、家族が1人増えるっていう心構えは持って欲しいなと思います。

自分の代わりに面倒見てくれる人を作っておく

もし、1人暮らしの方は、自分だけじゃなくて、自分に何かあった時に面倒見てくれる友人だったり、家族だったり、頼れるところは絶対必要です。

例えば、家族が多くてもおばあちゃんが猫嫌いとかだとお互いストレスになってしまうので、家族全員が最初からお迎えモードになっていることが1番大事ですね。

里親さんが一人家族の時は代わりに面倒見てくれる人がいるかとか、家族の場合は、家族全員の了承を得てるかは重要なポイントとなります。

猫アレルギーは要経過観察

猫アレルギーには薬もあるので、薬を飲みながらでも飼いたいっていう方もたまにいます。

ただアレルギーがひどくなると本当に状態が悪化してしまうので、それはお互いあまりいい環境では有りません。基本的にはアレルギーがないところに渡しています。

飼えなくなったらとにかくどこかに相談して欲しい

保護猫、里親を募集をしているといろんな相談が来ます。稀に猫ちゃんだけを置いていかれることもありました。

今、NPOとか団体さんで、孤児専門の終身保護施設をやっているところもあるので、そこも視野に入れておきましょう。

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NPO法人 犬猫みなしご救援隊 – 公式サイト – | 感じて欲しい小さな命の重み。

やむを得ない事情で飼えなくなったら、やっぱり相談機関にて相談するのが良いです。意外と市役所とかでも相談に乗ってくれるので、他の機関に繋いでもらうとかを考えてください。

あとは友人・知人を頼って猫ちゃんの新しい里親さんを探すとか、できる限りの努力はして欲しいです。絶対に放置はしないでください。

まとめ：初心者はまず最低限の猫グッズだけでも揃えよう！

今回は保護猫初心者の方に向けての内容になりましたが、いかがでしたでしょうか？

準備は大変ですし、仕事で疲れて帰ってきてトイレ掃除しなきゃならないのか…ってゲンナリしてしまうこともたしかにあります。

でも、猫は本当に「疲れたな」って思った時に癒やしをくれる存在で、なぜか心が滅入ってる時にそっと側に来てくれたりするんです。それがまた泣けちゃうんですよね…。

もしかしたら、あなたの生きる希望になってくれるかも？この参考にして猫を飼う勇気に繋がったなら嬉しいです。

それでは今回も、猫田助完了！

他にも保護猫の飼い方に関してや、仲良くためのコツなどをまとめているので、ぜひご覧ください。