猫も飼い主も安心できる飼育環境って?

今回のテーマは、猫の飼育環境についてです。

猫の飼育環境は、「まだ猫を飼ったことがないよ」という方だと、未知の領域で全くわからないと思います。

よく言われる質問
  • 今どきの猫の飼い方って?
  • マイクロチップって必要?
  • 避妊手術って必要?
  • 猫が安心できる環境って一体どんな感じ?
目次

イマドキの猫の飼育環境について

猫は室内飼いが増えたけどどうして?

おもちゃで遊ぶ保護猫(風月)。

猫は昼間外にいて夜帰ってくるという外飼いスタイルが多かったのですが、今は基本的に室内飼いになっています。

近所の方からクレームを言われることが増えた

その要因の1つには、クレームじゃないですけど、お庭を荒らしてしまって困るというような、猫によるいたずらから近所の方に文句を言われてしまったというケースが多いです。

例えば昼間、野菜を育ててたりするお庭に入り込んでしまって食べちゃったりとか、庭にうんちをするとかですね。

室内飼いだとそういったトラブルはありません。室内飼いのほうが地域との関係にストレスがないということですね、

車社会になって危ない

車社会になってきているので、どうしても交通事故のリスクが増えています。車のボンネットの中で子猫を産んでしまった、マフラーに入り込んでしまった、猫が爪を立てて車にキズつけちゃったとかのトラブルはよく聞きます。

感染症対策

あとは病気…つまり猫エイズとか、猫白血病などの感染症対策ですね。例えばオス猫同士だと縄張り争いになって喧嘩して怪我してしまったりすると、もし相手が病気持ちだった場合、簡単に感染してしまうんです。どの子が陽性かは分からないので、家猫だと外に出て感染して戻ってくるっていうこともあり得えます。

だから、室内飼いの方が猫ちゃんも安心です。

猫の飼育と不妊去勢手術

不妊去勢手術って必要?

子猫付きで保護された猫()。育て上げたあとは不妊去勢手術しました。

ちなみに、室内飼いでも不妊去勢手術は必要です。

マーキング行為が軽減できる

避妊去勢はオス・メスに関係なく、手術は必須と言っていいと思います。特にオス猫の場合は、スプレー行為が軽減されます。

スプレー行為とは?(説明を読むにはここをクリック)

結構きつい匂いを壁とかに、マーキングをすることもあります。あとは布団とかフカフカしたところに、やってしまうっていうこともありますね。

スプレー行為をする前に手術をしておけば、それは軽減すると言われてます。

発情期の鳴きが軽減できる

雌猫に関しても発情期では昼・夜関係なく独特の鳴き方をします。不妊去勢手術をすると、発情期そのものが無くなるので猫が静かですね。

不妊去勢手術は猫にとって可哀想?

猫田助としては、手術してある状態で飼ってほしいです。

もちろん人間のエゴの部分もありつつも、保護で1番多いのが不意に生まれてしまったということなので、その元締めをするのは手術なのかなと思います。

手術しないで「育てられない」というのは罪のない命を奪うことになるということを覚えておいてほしいです。

猫の飼育とマイクロチップ

マイクロチップって埋め込んだほうが良い?

令和4年の6月1日から始まったマイクロチップの装着・登録の義務化については、普通に飼ってる場合は、任意っていうことになってます。(ペットショップの犬・猫は義務)

可能であれば、マイクロチップを埋め込んだ方が、もしもの時に猫ちゃんが助かるっていうことがあります。

ちなみに、マイクロチップはGPSなどの機能はありません

マイクロチップの代わりに首輪じゃダメ?

首輪に銀のペンダントがついていて、飼い主さんの名前が書いてあるのが今までの首輪です。ただ、何らかの原因で外に出てしまって迷い猫になった時に、首輪が外れてることが多いです。

その時にマイクロチップが埋め込まれていると、病院でみてもらえればマイクロチップから情報がたどれます。その時に「飼い猫だね」ということで、飼い主さんに戻りやすくなります。

猫の飼育とワクチン

猫のワクチン接種って必要?

ワクチンは必須です。

猫のワクチンは3種と5種の主に2種類あります。

3種にプラス2種で5種なので、基本は最低限は3種ワクチンで大丈夫です。ただ、しっかり予防しておきたいという場合は5種を打っておいたほうが安全です。

猫田助
猫田助

なるほどな。全部で5種ってことか。
3種と5種でどのくれぇワクチンの値段が変わってくるんでい?

大体ですが、3種で3000円ぐらい。5種で5000円ぐらいです。

3種ワクチン
(3,000〜5,000円)
5種ワクチン
(5,000〜7,500円)
  • 猫ウイルス性鼻気管炎
  • 猫カリシウイルス感染症(FC-7)
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫ウイルス性鼻気管炎
  • 猫カリシウイルス感染症(FC-7)
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫白血病ウイルス感染症
  • 猫クラミジア感染症

保護猫の場合は、基本的には保護された年に2回打ちます。最初2回打って、あとは1年に1回ずつ打ちます。(任意接種)

猫の飼育とお家の環境

我が家の飼い猫たち。基本、床には何も置いていない。

猫が過ごしやすい環境って何を用意すれば良い?

過ごしやすい環境でいうと、増やすよりかは減らしてほしいです。

ケージ飼いじゃない猫ちゃんはフラフラとお家の中を回遊しています。例えば、床に床にいっぱい物があったりすると、猫ちゃんが間違って小さい物を食べちゃったりします。

いたずらもしてしまうので、基本的には床はフラットな状態がベストです。掃除がしやすいのもあります。あとは、高いところに物を積んであると、飛び乗った時に崩れたりして危険なので、片付けておきましょう。

猫がリラックスしているとどんな表情や、態度になる?

態度でいうと、へそ天って言われるお腹を天井に向けてゴロンってした状態は信頼していないとできません。

へそ天する猫
へそ天が得意な保護猫()くん。身も心も委ねてくれると重さも心地よいのだ。
へそ天とは?(説明を読むにはここをクリック)

猫のような野生動物はお腹が1番弱いので、そこを見せられるのは1番リラックスしてる状態です。

猫が安心・安全に過ごす環境にするには飼い主の努力が必要。

それではまとめです。

猫の飼育環境のまとめ
  • 最近の猫の飼い方は室内飼いが安心
  • 不妊去勢手術は必須。理由は飼い主のストレスが減る
  • マイクロチップは必要だったら埋め込む
  • ワクチンは必須
  • ワクチンは毎年4000円程度かかる
  • 家の中は床と高いところの荷物を片付ける
  • へそ天するくらいになれば安心した飼育環境が作れている

猫の飼育は毎年かかるとか、自分のお家を片付けなきゃならないとかいっぱいあると思いますが、それすらも補って余りあるぐらいの魅力が詰まってるのが猫。ぜひ猫を飼ってみたいという方は里親に名乗り出てみてくださいね。

それでは素敵なニャンパスライフを!

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