保護猫を飼いたい方へ!準備・費用・流れはどうなる?

今回のテーマは、保護猫を飼いたい場合、どうしたらいいのかについてです。

保護猫を飼う時によく聞かれる質問
  • 保護猫ってどこにいるの?
  • 保護猫ってどんな点に注意して探したらいいの?
  • 保護猫を飼う時の流れは?
  • 保護猫を迎えるってどのくらい費用がかかるの?

などなど、みんな、気になるところですよね。

目次

なぜ保護猫をオススメするの?

ペットショップの猫じゃなんで駄目なの?

保護猫以外には、ペットショップで売られている猫ちゃんがいますが、こういった子は血統書付きの子がほとんど。年齢制限もあり、血統書付きでも大きくなってしまうと売れ残りとして外に出されてしまいます。
引取業者やブリーダーさんが引取り、里親さんを募集したり繁殖猫となったりしますが、悪質なところへ行ってしまうと多頭飼育崩壊や不衛生な檻の中で一生を終える・・・ということもあるようです。

一方野良猫として外で生き延びてきた猫ちゃんは、多い子だと1年に3回出産したり、早い子だと4ヶ月くらいになったらまた妊娠してしまうメス猫もいるのであっというまに増えてしまいます。

ペットショップでも良いのですが、保護猫も家族の一員として迎えていただく選択肢を持ってもらえれば、悲しい思いをする猫ちゃんも減ると思っています。

保護猫だと不安はない?

保護猫は基本は外で活動してるので、人間の手で保護される前には、どこかのお家でご飯をもらってることもあります。

ただ、自分で狩りをして虫を食べたり、鳥を食べたり、ゴミを漁ったりしている子がほとんどなので、お腹の中に寄生虫がいることが多いです。

あとはノミ・ダニにかかってる子もいます。その為、保護猫の場合は必ずお家に入る前にノミ・ダニ・虫下し、ワクチン、血液検査をします。猫も白血病や、猫エイズがあるので、そういう体調チェックをしてから、里親探しをしています。

保護猫の探し方

保護猫ってどうやって見つける?

最近だとお店のイベントとかで譲渡会が開かれてることが多いので、そういうところで出会うこともできます。

あとはインターネットのポータルサイト。里親を探してる猫ちゃんたちが一覧で出てるようなサービスもあるので、そういうところでも出会うことはできます。

保護猫カフェはどういう仕組み?

保護猫カフェも里親さんを待ちつつ、カフェのお客さんと触れ合ってもらう形をとっています。里親探しを行っている場合は、マッチングしてトライアル・正式譲渡の流れになります。

保護猫はどういう点に着目して探す?

毛色

今、1番多いのは毛色。

黒白がいいとか、ふわふわの毛の子がいいとか。写真を見て「ピンと来た」という問い合わせが多いです。

あとは、長年連れ添った愛猫ちゃんを亡くされた方だと「〇〇に似てる」といったように以前飼っていた子と容姿が似ている子を探していたりします。

性格

あとは性格ですね。やんちゃな子なのか、おとなしい子なのかを見てる方もいます。

特に先住猫ちゃんがいる場合は、先住猫ちゃんとの性格の相性があるのでこの辺は慎重になります。 

猫ちゃんは毛色や、柄によって性格も変わってくるという話もあります。

「キジトラとキジトラ白は、『人なつこい』『好奇心旺盛』『賢い』面が目立ちます。キジトラの毛柄は、身を隠すのに好都合で自然界で生き延びやすく、ハンターとしても優れています。その利点がイエネコにも引き継がれたのでしょう。ただし、茶トラ同様『食いしん坊』なので肥満しやすい面も。サバトラのデータはありませんが、経験から、キジより消極的な場合が多いようです」

引用元:猫の性格は毛柄で決まる? 大学で調査 飼い主との相性も

黒猫は手先が器用、茶トラは穏やか、キジトラは野性的等です。色々あるので、その辺も着目してもらえると、違った見方ができるかなと思います。

保護猫にかかる費用

保護猫ってどのくらいお金かかるの?

保護猫を迎えるときに「譲渡金」がかかりますが、大体2万円前後のところが多いです。

内訳は、初期対応のワクチン、血液検査、ノミ・ダニ・虫下し、あと月齢によっては去勢避妊手術です。全て合わせて大体2万円ぐらいかかるので、それが譲渡金っていうところが多いですね。

猫を迎え入れるために必要なことは?

猫を迎え入れるために必要なグッズ
  • トイレ
  • 猫砂
  • 水入れ
  • 爪とぎ
  • 猫ケージ(お住まいによって)

これらを揃えた場合、ケージまで入れるとするとトータル2万〜3万ぐらいになります。

保護猫で毎月定期的にかかる費用は?

1匹あたりでいうと、ご飯、トイレ、猫砂とシーツぐらいなので月2000円〜3000円ぐらいかかります。

保護猫を迎え入れるまでの流れ

譲渡までの流れ

1
問い合わせ

まず、迎え入れたい猫ちゃんが保護されてる団体さんに連絡をして、この猫ちゃん希望ですっていう問い合わせをします。

2
環境チェック

今の住まいの環境だったりとか、家族の状態、アレルギーの人がいないか、何人家族か、猫嫌いの人がいないか、先住猫ちゃんはいないかなどをお聞きします。
書類まではいかないんですけど、そういう情報をいただいて、問題なさそうであればトライアルになります。

3
トライアル

トライアルは大体2週間ぐらい時間を設けて、猫ちゃんと一緒に暮らしてみるプレ生活が始まります。

4
契約成立

トライアルで問題なければ譲渡金と誓約書を交わして終了です。

トライアルはどんなことをチェックする?

まず、事前に問い合わせいただいた時に家の状態をお聞きします。

例えばこんな内容を聞きます。
  • キッチンとか危ないものを出しっぱなしにしてないか?
  • 網戸はどうなっているか?
  • 鍵はかかるか?
  • ドアノブはどうなっているか?
  • 先住猫ちゃんはいるのか?どんな子か?

これは一緒に暮らしながら、猫ちゃんが安全に暮らせるかどうかのチェックです。

猫ちゃんは結構繊細なところがあるので。

緊張する猫ちゃんは、2週間以上かかる場合もあるんですけど、どのぐらいで人慣れするかもあり、家族との相性も見ますね。

トライアルして駄目になるケースはある?

これは稀にあります。2週間全然出てこなかったとか、全く慣れなかったとか、先住猫ちゃんとどうしても折り合いがつかないってことはたまにあります。

その場合はまた保護猫団体や、施設に戻ってきます。

保護猫を飼いたい場合はトライアルが重要

それでは、今回のまとめです。

保護猫を飼いたい場合のまとめ
  • ペットショップだけではなく、保護猫も選択肢に加えて欲しい
  • 保護猫は譲渡会、保護猫カフェ、インターネットポータルサイトで見つかる
  • 探す時は毛色や、性格に注目して探す
  • 譲渡金は2万円くらい。かかった費用によって変わる
  • 猫用品は2〜3万円くらい。別途、毎月2000円 / 匹くらいはかかる
  • 譲渡までは問い合わせして、トライアルがある。
  • トライアルは家族や、家の環境を聞かれる

保護猫を飼いたいという人に向けて、いろんなお話を聞いてきました。

ぜひ、参考にしていただければなと思います。 

では、素敵なニャンパスライフを!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次