今回のテーマは『猫トイレのオススメ』について。
愛猫家にとって、トイレの問題は永遠の課題と言っても過言ではありません。
「部屋が臭う」
「砂が散らばる」
「掃除が面倒」
…そんな悩みを抱えている飼い主さんは非常に多いものです。
先日、読者のK.Sさんから、こんなご相談をいただきました。
猫田助の皆様、はじめまして。いつもサイトの記事を楽しく拝見し、勉強させていただいています。
実は今、愛猫(ムギ・3歳オス・雑種)のトイレのことで切実に悩んでいます。子猫の頃から使っているオープン型のプラスチックトイレをそのまま使っているのですが、最近体が大きくなったせいか(現在5kg)、トイレの縁に器用に足をかけて踏ん張っていたり、砂を思いっきり外に掻き出したりするようになりました。
仕事から帰ってきて、疲れた体で床一面に散らばった猫砂を掃除するのが毎日の日課になっており、正直ドッと疲れを感じてしまいます…。
また、ムギにとっても窮屈そうで申し訳なく、思い切って買い替えようと思っているのですが、ネットで検索しても種類が多すぎて何を選べばいいかわかりません。
私の希望としては、「砂が飛び散りにくく、日々の掃除がラクなもの」が良いのですが、ムギは少し神経質なところがあるので、気に入ってくれるかどうかも心配です。予算はあまりかけられませんが(できれば1万円以内)、長く使える良いものを探しています。
わがままな相談で恐縮ですが、プロの視点でおすすめのトイレや選び方を教えていただけないでしょうか?
お仕事でお疲れの中、毎日の砂掃除は本当に大変ですよね。たしかに、猫ちゃんが縁に足をかけているのは、今のトイレが小さすぎるサインかもしれません。
オープン型のプラスチックトイレというと、子猫用のトイレかなと思います。さすがに成猫になってから使うのは小さいので、買い替えが必要でしょう。
そこで、この記事では、掃除のしやすさと猫の快適さを両立できる使ってて本当に良かった猫トイレをランキング形式でご紹介します。私たちが使用してきた本音を交えながら、ご紹介していきますので、ぜひご覧ください。
猫トイレの選び方
猫田助トイレってぇのは、猫のために一番いいやつを選べばいいんじゃないのかい?
本来であれば猫にとってベストなものを選ぶのが理想です。しかし、猫にとっての快適さと、飼い主さんにとっての使いやすさは、必ずしも一致しないのが現実なのです。
そのためにトイレはさまざまな種類が販売されています。ネット上のランキングやレビューを見る前に、まずは以下の4つの基準で、どのタイプのトイレを購入すると良いか絞り込みを行っていきましょう。
猫のベストと人のベストは相反するものと知っておく
まず、猫にとって良いトイレと人にとって良いトイレは相反するものだと知っておきましょう。
猫にとって良いトイレ
動物行動学や獣医学の観点から見ると、猫が最も好むトイレの条件は以下の通りです。
- 体長の1.5倍以上の大きさがある
- 砂がたっぷり入って掘りやすい
- 周りが見渡せるオープンタイプ
- 清潔なトイレ
一般的には、こうした条件が推奨されています。
特に猫はきれい好きな動物なので、汚れたトイレや窮屈なトイレはストレスの原因となり、最悪の場合、膀胱炎などの病気や粗相につながることもあります。
また、猫砂は鉱物タイプの猫砂を好む子が多いです。(好みはそれぞれなのでいろいろ試してみましょう)



僕たち猫は、トイレ中に敵に襲われないか警戒する本能があるんだよ。



トイレ中は暗くて狭い場所よりも、広くて周りが見える場所の方が安心なのよ。
人にとって良いトイレ
一方で、飼い主さんにとっては以下の点が重要になります。
- 掃除が簡単(毎日の手間を減らしたい)
- 臭いが漏れない(部屋の快適さを保ちたい)
- 砂が飛び散らない(床掃除を減らしたい)
- デザインが良い(インテリアに馴染ませたい)
K.Sさんの悩みである砂の飛び散りや掃除の手間を解決しようとすると、どうしてもカバー付きやシステムトイレが候補に挙がります。
しかし、これらは猫によっては「狭い」、「砂の感触が嫌」と感じる場合があるので注意が必要です。
また掃除を自動でやってくれるタイプのトイレも出てきましたが、途中で動かなくなったり、猫が掃除に巻き込まれそうになったりとまだ不安があります。何より値段が高いのも課題ですね。



ボクたちのことを考えると全然ラクにならないんだね…。
失敗しない猫トイレの選び方3つのポイント



種類が多すぎて迷っちまうよな。結局、どこを見て選べば失敗しないんだい?
①掃除の頻度と手間からトイレの種類と猫砂を選択
まずは毎日の掃除時間をどれくらい取れるかによってトイレの種類と猫砂を選択していきましょう。
トイレの種類と猫砂の種類の特徴をリストにまとめてみたので参考にしてください。
| 内容 | オープンタイプ | ドームタイプ | システムトイレ | 筒タイプ | 自動トイレ |
|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 | 価格が安いが、 砂が飛び散りやすい | 屋根があるので、 猫砂が飛び散りにくい | 二層構造で掃除の頻度が少なくて良い | 上から入るタイプで 猫砂が飛び散らない | 掃除が自動なので手間が少ない |
| 価格 | |||||
| 掃除のしやすさ | |||||
| 臭い対策 | |||||
| 猫砂の飛び散り | |||||
| 設置スペース | |||||
| 猫的な使いやすさ | |||||
| 使ってくれやすさ |
| 内容 | 鉱物 | 紙 | 木製 | おから | シリカゲル |
|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 | しっかり固まる | 軽くて処分が簡単 | 自然派、土に還る | 子どもにも安全 | 消臭力最強 |
| 価格 | |||||
| 消臭力 | |||||
| 固まりやすさ | |||||
| 粉塵の出にくさ | |||||
| 処分のしやすさ | |||||
| 安全性 | |||||
| 使ってくれやすさ |
K.Sさんのように1匹であれば、5〜10分あればトイレ掃除できます。
「掃除をラクにしたい」という希望を優先するなら、システムトイレが一番。猫砂の飛び散り具合によっては筒タイプもオススメです。



私はやっぱりいつも清潔なトイレがいいわ。



システムトイレなら、シート交換だけで済むのは魅力的だな。
②トイレのサイズ
K.Sさんの愛猫ムギちゃんは5kgとのことなので、平均的な成猫〜やや大きめサイズですね。
これまでのトイレが窮屈そうなら、次は幅40〜50cm以上、できれば奥行き(長さ)も広いものを選びましょう。


トイレが狭いと、お尻がはみ出して『排泄物』が外に漏れたり、踏ん張りにくくて便秘になったりすることがあります。
ただし、トイレがケージの中にある場合は、ケージの中にトイレを収められるかが重要になります。詳しくはケージ内に置くオススメの猫トイレをご覧ください。





オイラ、狭いと壁に頭ぶつけちゃうんだよね〜。広いとゴロゴロ…はしないけど、落ち着いてできるよ〜。
③設置場所と形状(飛び散り防止)
トイレを置く場所によって適した形状が変わります。
リビングなど人の目につく場所ならニオイ漏れを防ぐドーム型(フルカバー)や、上から入るタイプがおすすめ。


ケージ内や狭いスペースに置くならコンパクトなハーフカバーが適しています。


また、入り口の高さにも注目しましょう。ムギちゃんはまだ3歳なので気にならないかもしれませんが、あまりに高いと、シニア猫になった時に出入りが負担になる可能性があります。



ボク、暗いドームの中は見えないから落ち着くかな…。あんまりオープンすぎると恥ずかしいし…。隠れられるくらいの深さがあるのがいいな…。
猫トイレ総合ランキングBEST5



そいじゃあ、掃除がラクで猫も喜ぶ、選りすぐりのランキングを教えてくれるかい?
ここからは、K.Sさんのような「掃除の手間を減らしたい。でも猫に快適に使ってほしい」という飼い主さんに向けた、総合おすすめランキングを紹介します。
価格はあくまで参考価格ですし、タイムセールなどを実施しているケースもあるので、ショップを確認してくださいね。
ちなみにあくまでケージ外でのランキングになります。ケージ内の場合はケージ内に置くオススメの猫トイレをご覧ください。


第1位:アイリスオーヤマ 上から猫トイレ(プチ)
アイリスオーヤマの上から猫トイレは掃除の手間を一番減らすかと思って選出させていただきました。


- 砂の飛び散りをほぼゼロにできる
- 用を足したあと、足裏の砂は箱の中に落ちる
- フタの表面に凸凹加工があり、肉球に挟まった砂もキャッチしてくれる
- オシャレなデザインなのでインテリアにも馴染む
- パーツごとに外せるので丸洗いもしやすい
- 密閉に近いので臭いを閉じ込めることができる
- 猫が怖がって使ってくれないことがある
- フタを外せるとはいえ、ちょっと掃除がしづらい
- 思ったより大きいのでプチ推奨(それでも大きい)
堂々の1位は、その名の通り天井から出入りする画期的な構造のトイレです。
K.Sさんの砂を外に掻き出すという悩みには、これが一番でしょう。おしゃれなデザインでリビングに置いても違和感がありません。
ただ、怖がって使ってくれない可能性があるので注意。



オレがどんなに激しく砂をかけても外には漏れないな。秘密基地みたいで悪くないぞ。
第2位:ユニ・チャーム デオトイレ ハーフカバー
システムトイレと言えば、デオトイレのハーフカバータイプを挙げないわけにはいきませんね。


- どんな空間にもフィットする
- ある程度の砂の飛び散りを防げる
- どんな猫でも使ってくれやすい
- 基本はシートの入れ替えのみでも良い
- パーツごとに外せるので丸洗いもしやすい
- 猫砂の飛び散りは完全には防げない
デオトイレ ハーフカバーは、掃除のしやすさと猫の入りやすさのバランスが絶妙です。ハーフカバーが壁となり、ある程度の砂飛び散りを防ぎつつ、上部は開いているので猫の閉塞感を軽減します。
猫砂の飛び散りが一番の課題かと思って、今回は一位にしませんでしたが、個人的には一位にしたいアイテム。セット内容に1ヶ月分の猫砂とスコップが入っているケースが多いので、初めての人にもオススメ!
オシッコの掃除は週に1回シートを替えるだけなので、K.Sさんの毎日の負担は激減してくれるはずです。



私、これ好きね〜。壁がほどよくあって落ち着くし、何よりいつもサラサラで足が汚れないのが嬉しいわ〜。
第3位:アイリスオーヤマ 脱臭ワイド猫トイレ
フルカバーなのに、高い機能性を持ちながら低価格を実現したモデルです。


- 横漏れ防止機能でおしっこが漏れることがない
- 入口が広いのでどんな猫でも入りやすい
- 丸型デザインでカワイイ
- 臭いや砂は外にほとんど漏れない
- パーツを外すのはカンタンだけど、戻すのは難しい
- 体重重めの猫だと入りにくい、もしくはグラつく
- 安定性が十分ではなく、激しい動きをするとグラついたり横転したりする
おしっこが壁を伝って漏れるというトラブルを防ぐ横漏れ防止構造が優秀です。デザインがカワイイのも良いですね。
本体価格が安く、お財布にも優しい猫トイレです。



カバーがあるからニオイも気にならないわよ!
第4位:ユニ・チャーム デオトイレ フード付き
2位のデオトイレに、屋根(フード)がついたタイプです。


- どんな空間にもフィットする
- 確実に砂の飛び散りを防げる
- どんな猫でも使ってくれやすい
- 基本はシートの入れ替えのみでも良い
- パーツごとに外せるので丸洗いもしやすい
- 暗くて狭いトイレは使ってくれないことがある
絶対に臭いを漏らしたくない!という方にはこちら。システムトイレの消臭力に加え、物理的にカバーで覆うため最強の防臭効果を発揮します。
ただし、囲むトイレは人間的には最高なのですが、使ってくれない猫が多いので注意してください。



私はこれなら完全に隠れられるから安心するわ。
第5位:エステー にゃんとも清潔トイレ のびのびリラックス
通常のトイレでは狭すぎる、という大きな猫ちゃんのために開発された特大モデルです。


- どんな猫でも使ってくれやすい
- 基本はシートの入れ替えのみでも良い。同時に3枚くらいなら入れることも可能
- 猫がさらに大きくなっても、多頭飼いになっても大丈夫
- シートを敢えてしかず、おしっこを溜めることが可能
- 横幅を取るので、設置場所を考えないといけない
- 縦幅は逆に狭くなるので、回転できず入口に用を足すことがある
- 思ったよりも猫砂は飛び散りやすい
のびのびリラックスの名の通り、5kg以上の猫ちゃんでも余裕で方向転換できます。本体が大きいのでスペースを取りますが、置く場所さえあれば、猫にとっても飼い主にとっても最高の環境になります。
ムギちゃんがさらに大きくなっても多頭飼いになっても安心です。
ちなみに、にゃんとも清潔トイレは壁が低いので猫砂が飛び散りやすいです。猫砂の飛び散りが気になるなら、デオトイレの快適ワイドを使いましょう。(ただし、こちらはシートが狭く、おしっこがビチャビチャになりやすいのが難点…)



わ〜!これすっごく広いよ〜! オイラが寝転がっても余裕だね〜。
まとめ:人にも猫にも優しいトイレを選ぼう



5kgと立派な体格だから、広めのトイレを選んであげると、きっと喜んでくれるよ。



無理せず、ママが楽できるトイレを選んでね〜。



新しいトイレ、最初は怖いかもしれないけど…自分のニオイがすれば大丈夫だよ…焦らないでね…。



アンタが掃除でイライラしてると、猫にも伝わるのよ! さっさと良いトイレに変えて、もっと遊んであげなさいよね!
K.Sさん、毎日の掃除本当にお疲れ様です。
猫砂が散らばらないトイレに変えるだけで、帰宅後のストレスは驚くほど軽くなります。空いた時間と心の余裕で、ムギちゃんと思う存分遊んであげてくださいね。
最高のトイレが見つかりますように!それでは、今回も猫田助完了!
他にも猫の必須グッズ情報をまとめているので、ぜひご覧ください。















