今回のテーマは『ケージ内に置く猫トイレ』。
- ケージに猫トイレを置こうと思うんですが、どんなものでも良いですか?
- 猫田助さんのオススメってなんですか?
- トイレが一体になってるケージって使い勝手はどうですか?
初めて猫を迎え入れる際に、準備するべきものの中で意外と悩みがちなものの一つが猫用トイレです。
特に、ケージと猫トイレを両方同時に買ってしまって「失敗した!」という方は結構いらっしゃいます。
そこで、猫用トイレをケージ内に置くメリットや選び方のポイント、オススメ商品をご紹介します。初心者の方でも安心して準備が進められる内容になっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
猫用トイレはケージ内に入れたほうが良い理由

猫用トイレはケージに入れるのがオススメなんかい?
猫田助のオススメとしては、猫用トイレはケージの中に入れることをオススメしています。
それには3つの理由があります。
飛び散る範囲を限定できる
猫用トイレは飛び散らない工夫がされているのですが、それでもかなり飛び散ります。なんなら、トイレをひっくり返してしまって、猫砂がほとんど飛び出してしまった!ということも結構な頻度であるのです。


ケージの中に猫用トイレを設置していないと、猫砂が周りに飛び散って非常に不衛生ですし、掃除も大変です。
ケージの中であれば飛び散った時の範囲をケージ内に限定できる上に、ケージの床材は基本ツルツルなプラスチックなので、掃除がしやすいのです。



上から降りてきた時にガシャッとトイレをひっくり返しちゃうって時はあるんだよね。



気をつけてもそうなっちゃうから許してもらうしかないわね。
トイレが邪魔にならない
猫用トイレを部屋の床に直接置く場合、日常生活においてトイレが邪魔に感じることがあります。


特に部屋が狭い場合や複数の家具を配置している場合、トイレの置き場に困ることも少なくありません。猫用トイレをケージ内に入れることで、省スペース化が実現し、生活空間を有効に活用できます。



人間たちにはニオイも気になるだろうな。



邪魔だと思われるのも嫌だよ〜。
猫のストレス軽減になる
猫は綺麗好きな生き物であり、トイレを落ち着いた場所に設置することが非常に重要です。
ケージ内にトイレを置くことで、他の動物や人の動きによるストレスを軽減することができます。特に子猫の場合、環境に敏感であるため、安心できるケージ内にトイレを配置することが理想的です。





トイレ中は静かにしてほしいわ!



周りが騒がしいと気になって仕方ないのよね〜。
猫用トイレを選ぶ際のポイント



じゃあよ、とりあえずトイレはケージの中に入れておけば良いんだな!
ケージの中に入れる猫用トイレは何でも良いのか?というと、そういうわけではありません。
長年、保護猫活動をやっている中で特に気をつけたいなって思う点は3つあります。
洗いやすいか
猫用トイレを選ぶ際に、特に気を付けたいポイントの一つが『洗いやすさ』ですね。
猫トイレは汚れが溜まりやすいため、定期的な掃除が欠かせません。特に臭いの元になっている箇所のほとんどがトイレなので、毎日掃除をするものだと思ってもらえると洗いやすさは重要だと分かってもらえるかと思います。
猫田助でも愛用している猫トイレは『デオトイレ コンパクトタイプ』ですが、このトイレは安価な上に分解して丸洗い可能な設計です。このようなトイレを選ぶと手入れが楽になります。





猫を飼う=トイレの掃除くらい大変なんだよねぇ〜。



猫砂が下に落ちるタイプのほうが手間がかからないわ。
ケージとトイレの奥行きをチェックする
ケージ内に置きやすい猫トイレを選ぶ際には、ケージとトイレの奥行きの相性を確認することが大切です。これは、猫用トイレがケージ内の奥行きが足りず、設置できないということに繋がり兼ねないからです。
また、トイレが入ったとしても、餌や、水とはある程度距離を離しておきたいので、窮屈でないかは要チェック。
Amazonなどではケージ・トイレ共にL(高さ)×W(横)×H(奥行き(縦))の順で掲載されているので、購入する前に寸法を測っておくと安心です。



ネットで買う場合、寸法は要チェックね!



メジャーとかあると大体の大きさが分かる…かもなぁ。
ケージのドアとトイレの横幅をチェックする
もう一つ注意すべきポイントが、ケージのドアとトイレの横幅。
ケージのドアが狭い場合、トイレの出し入れが大変になったり、トイレが入らない!なんてことも起こってしまうかも。
トイレ選びでは、置き場所や掃除のしやすさを考えて、ケージとトイレのサイズをしっかりと確認することがポイントです。



出し入れの時、トイレがぶつかってケージが揺らされちゃうと、びっくりするのよね。



よくチェックしてから購入しよう!
オススメの猫トイレ
さて、ここからは猫田助オススメの猫トイレを紹介していきます。基本的にトイレはコンパクト型を選び、3段ケージなどの大きめのケージを買えば失敗はありません。
ユニ・チャームペット デオトイレ(コンパクト)
ユニ・チャーム デオトイレ(コンパクト)は猫田助で最も愛用している品です。
- 初心者にも安心して使えるし高機能
- ケージ内に置きやすいコンパクトなサイズ
- 尿をすのこ下に落とす構造で、猫砂が飛び散りにくく、臭いも軽減される
- 洗いやすい
- リーズナブルな価格設定
- 猫型のデザインは可愛いけど、使いにくいとの声がある
- 上からはめ込むタイプなので、ズレることがある
- 大きい猫には向かない
- 長期不在には向かないので、毎日取り替える必要がある
とにかく安く、コンパクトなので特にこだわりがなければ失敗することはないかと思います。


にゃんとも清潔なトイレ(子猫用)
にゃんとも清潔なトイレは、シンプルかつ実用的な設計が特徴的な猫トイレです。商品名の響きが良くて、ついつい脳裏に刻み込まれてしまいますね。
- 2層構造なので糞尿は別々に掃除をしやすい
- 少し段が低くなっているので、出入りしやすい
- 色が白なので尿の健康チェックができる
- 引き出し型なのではめ込みタイプより掃除が楽
- 凹みに尿が溜まったりすることがある
- 専用のチップとシートを購入する必要がある
- プラスチックにニオイに染み付くことがある
幅38cm×奥行48cm×高さ14cmというコンパクトなサイズ感で、特に子猫やケージ内で使用する猫におすすめです。


上から猫トイレ(プチ)
上から入る猫トイレ(プチ)は、猫砂の飛び散りを防止できるのが良いですね。
- 猫砂が飛び散らない
- 猫ちゃんのストレスがない
- 臭いが他のトイレより気にならない
- マーキング対策になる
- フタを外せるので意外とキレイに洗える
- 珍しいタイプなので今までのトイレに慣れていると使わない可能性がある
- プチサイズはすのこがないので、吸水シートとの相性は悪い
- ケージとの相性が悪い時がある
- 掃除の度にフタを取り外すが、フタが壊れる可能性がある
猫やケージとの相性はありますが、猫砂の飛び散りは他のトイレと比べて少ないし、狭いところ好きな猫ちゃんは多いので、試してみる価値はあるかと思います。


トイレ一体型のケージのオススメ
トイレとケージを別々にするのではなく、トイレ一体型のケージもあります。
猫田助では、バラバラのほうが良いと思っています。トイレ一体型にするとケージの大きさに不満を持ちやすく、中途半端な印象になりがちだからです。
ただ、それでも面倒だからトイレ一体型でも良いやという方もいると思うので、オススメを挙げておきます。
アイリスオーヤマ トイレ一体型キャットケージ3段
アイリスオーヤマのトイレ一体型キャットケージ3段は、トイレ付きにもかかわらず広々としたスペースが魅力です。
- スライド式扉で扉の開け閉めが楽
- 床板が取り外し可能で砂落としが簡単
- ワイドな棚板、高い天井。猫が窮屈にならない
- 段数変更可能で1〜3段で自由に設定
- トイレの内側に返しがついているので散らかりにくい
- ちょっと音がうるさい
- 説明書がちょっとわかりにくく、部品が硬いので少し組み立てにくい
- 他のケージを知ってから見ると小さく感じる
メリットも多いのですが、他のトイレなしのケージの大きさを知ってから見ると小さく感じるので、そこだけ注意ですね。


リコメン堂 キャットケージ 2段
リコメン堂のキャットケージ2段は、トイレをケージ内にすっきりと納めることができる便利な設計が特徴です。
- ケージとトイレがセットだけどリーズナブルな料金
- 頑丈な作りで、揺れても倒壊する心配もない
- デオトイレ(コンパクト)ならスッポリハマるサイズ
- ハシゴはちょっと危ない
- 説明書がちょっとわかりにくい
- 3段目が天井に近く、やや窮屈
子猫から成猫まで対応できるサイズ感で、ケージ内に置きやすい猫トイレを利用したい方に最適です。2段構造になっているため、猫が上下運動を楽しむスペースも確保されているので、はじめて猫を飼う方にはおすすめです。


猫のトイレとケージはよく検討して購入しましょう
猫を飼うにあたって、トイレ選びは非常に重要なポイントです。
特に、ケージ内に置きやすい猫トイレを選ぶことが、猫自身の快適さや飼い主の使いやすさに大きく影響します。子猫から成猫まで成長に合わせたサイズや形状、清掃のしやすさを考慮したトイレを選ぶことが大切だと感じます。
初めて猫を飼うという方は悩むと思いますが、「コンパクト」、「ミニ」、「プチ」という名称がついたトイレを選んでおけば大体のケージには入るかと思います。
ケージに入れる場合はケージに悩むよりはトイレの小ささのほうが大切なので、覚えておいてくださいね。
それでは今回も猫田助、完了!
他にも保護猫の捕獲、保護に関しての情報をまとめているので、ぜひご覧ください。